オイル名 | 効能 |
Almond oil(sweet) アーモンドオイル | アーモンドオイルはたくさんのプロテインを含む、手作り石鹸やコスメには幅広く使われているオイルです。肌をやわらかくする他、痒みや炎症を起こした肌を改善させます。ただし、寿命の短いオイルなので冷蔵庫での保存となります。このオイルをたくさん使い過ぎると石鹸が酸化しやすくなってしまいます。スィートアーモンドオイルとビターアーモンドオイルと2種類有りますが、ビターアーモンドオイルは肌には有害なので必ずスイートアーモンドオイルを選んで下さい。 |
Apricot kernel oil アプリコットカーネルオイル | ビタミン、ミネラルが含まれた肌を柔らかくするオイルです。敏感肌や加齢肌に適しています。 |
Argan oil アルガンオイル | ビタミンEのたくさん含まれた老化防止にいいオイルです。石鹸に入れると、オイルの一部は鹸化されずに石鹸に残ります。このオイルに含まれた酸化防止効果のあるアスコルビン酸が、肌のコラーゲンの生成を助けます。環境の温度変化によって起こった肌の乾燥には最適のオイルです。 |
Avocado oil アボカドオイル | アボカドオイルには精製されたもの(黄色)とされていないもの(緑色)がありますが、精製されていない緑色のアボカドオイルの方が、プロテインやビタミンA、D、Eを多く含みます。その他にもアボカドオイルにはレシチンや栄養のあるワックスが含まれています。どんなにたくさんの苛性ソーダ水と合わせても、このオイルの一部は鹸化せずに石鹸に残っていてくれる性質があります。乾燥肌や髪、湿疹のある肌に効果のあるの含まれたオイルです。 |
Beef Tallow 牛脂 | 牛脂は、白くて固いマイルドな石鹸を作ります。牛脂はトレースの出を早め、石鹸の寿命も長くします。ただし、牛脂入りの石鹸は毛穴をふさぐという説もあります。 |
Bees wax 蜜蝋 | 乳化剤として色々なコスメに使われている蜜蝋は、石鹸に入れるとハチミツの香りやワックスのような触感を残します。トレースも早めます。ただし、融点が60~68度と高いので、蜜蝋を使った石鹸ベースのオイルとアルカリ水を混合させるときは、温度を高めにしなければなりません。454gバッチにつき約28gくらいの蜜蝋を入れたらいいようです。 |
Borage oil ボリジオイル | ボリジオイルは健康な肌を保ち、細胞組織のダメージを修復する脂肪酸(GLA)をたくさん含んだオイルで、乾燥肌や加齢肌にとても有効的で少量でも効果が表れます。 |
Camelia oil 椿油 | 肌の修復力のあるオイルです。 |
Canola oil キャノーラ油 | 安価で固くて白い石鹸を作ります。 |
Caster oil キャスターオイル(ひまし油) | キャスターオイルはグリセリンソープにたくさん含まれる、保湿力のあるオイルで、透明感のある石鹸を作ります。豊かでクリーミーな泡も立ち、空気中の水分を肌に保湿効果として用いる役目もあります。外からのダメージから守るように肌に膜を作ってくれます。 |
Cocoa butter ココアバター | ホワイトチョコレートのような見た目と香りのココアバターは、保湿力満点で肌を滑らかにする、石鹸を固くもする優れものです。精製されたものは、チョコレートのような香りがしません。 |
Coconut oil ココナッツオイル | ココナッツオイルは石鹸作りには欠かせないオイルだといわれています。少し刺激の強いオイルなので、20%以上のココナッツオイルが含まれた石鹸を作る場合はシャンプーバーやキッチンソープとして使われることが多いようです。ココナッツオイルは肌を乾燥させてしまうという欠点はあるのですが、保湿力のたくさん含まれたオリーブオイルなどと組み合わせる事で、固くて大きいクリーミーな泡立ちのある石鹸ができます。石鹸を一番固くするオイルでもあります。ヴァージンココナツオイルは、遠心分離機で新鮮なオイルだけを採ったもので、ココナッツの香りがします。フラクショネイティッドココナッツオイルは室温でも液体で、肌に吸収しやすく、酸化し難く長く使えるオイルなので、マッサージセラピストによく使われているオイルだそうです。 |
Emu oil エミュオイル | 保湿効果があり、肌に吸収しやすいオイルです。炎症を抑えたり肌の細胞の回復効果もあり、傷跡を薄くする効果や筋肉痛を柔和させる効果もあります。火傷や日焼けした肌、組織細胞の傷、捻挫を癒す効果さえもある優れものです。すぐに悪くなってしまうオイルなので冷蔵庫での保存が望ましいそうです。 |
Evening Primrose oil 月見草オイル | 湿疹によく効き、老化防止効果もあります。肌の細胞を回復させる特徴もあり、ボリジオイルのように、ほんの少し加えるだけで素晴らしい効果が期待できます。 |
Flaxseed oil 亜麻仁油 | 湿疹、乾せん、にきび、加齢肌に効果がある他、炎症を抑えたり肌の柔軟性を助けたり、すり傷や水脹れ、赤くなった傷などを修復するのを助ける力もある優れものです。カレンデュラオイルやマンゴーバターと合わせて乾燥肌対策用石けんが作れます。ただし、かなり寿命の短いオイルですので、酸化防止のビタミンEを多く含むオイルと組み合わせたり、ROEなどの酸化防止剤を入れた方がいいそうです。 |
Grapeseed oil グレープシードオイル | 黄緑色のグレープシードオイルは、アロマセラピーやマッサージによく使われるオイルで、石鹸に入れると肌にさっぱり感を残すので、オイリー肌には最適です。 |
Hazelnut ヘーゼルナッツオイル | 肌への吸収力がよくビタミンEを含むヘーゼルナッツオイルは、全ての肌のタイプに適しています。 |
Hemp seed oil ヘンプシードオイル(麻の実油) | リノール酸などの効果的な脂肪酸を含んだヘンプシードオイルは細胞の成長を助け、肌へもすばやく吸収力してくれる、乾燥肌にはピッタリなオイルです。 |
Illipe butter イリッペバター | 白くて固いイリッペバターは、ココアバターにとてもよく似たバターで、保湿力があります。紫外線対策のコスメやマッサージクリームにも使われています。ココアバターよりも融点が高く、石鹸を固くします。 |
Jojoba oil ホホバオイル | 保湿力満点なうえ、肌の保湿力をキープする効果もあります。肌がもともと持つオイルに一番近いオイルだと言われています。シャンプーバーには最適です。どれだけ精製されたかによって、ホホバオイルの色は、透明から濃い黄色まで差があります。かなり酸化し難いオイルなので、長くキープすることができます。 |
Kokum butter コクムバター | 植物油の中で一番固いオイルです。ココアバターに似た性質を持っていて、保湿効果がありますが、ココアバターとは違って匂いはありません。ココアバターを代用することもできます。 |
Kukui nut oil ククイナッツオイル | 肌の柔軟性をよくするリノール酸をいっぱい含んだククイナッツオイルは、日焼けした肌や荒れている肌を落ち着かせてくれる効果もあります。敏感肌や加齢肌、しわのできてしまった肌にも最適です。石鹸を一番柔らかくするオイルです。 |
Lanolin ラノリン | 肌を柔らかくする高い効果のあるラノリンは、乾燥肌やオムツ被れにもよく、シャンプーバーに使えば輝きのある髪にしてくれます。ただし、羊毛にアレルギーのには向いていないオイルです。 |
Lard ラード | 安価で入手しやすい、白い石鹸を作るオイルです。ラードを使った石鹸は固くて大きい泡が立つます。 |
Macadamia nut oil マカダミアナッツオイル | マカダミアナッツオイルもホホバオイルにように、肌がもともと持ったオイルに良く似たオイルです。保湿効果があり肌を滑らかにし、肌への吸収率も抜群にいいオイルです。 |
Mango butter マンゴーバター | シアバターによく似ているので、シアバターと代用できるオイルです。 |
Olive oil/Olive Pomace オリーブオイル/オリーブポマスオイル | ビタミン、ミネラル、プロテイン豊富なオリーブオイルは、保質力満点のマイルドな石鹸を作ります。ハーブを浸出するのにもよく使われているオイルです。シャンプーバーやベビーソープにもオリーブオイルはよく使われています。オリーブオイルには、他のオイルの特徴を引き出してくれる性質もあり、これも石鹸作りには欠かせないオイルの一つだと言われています。100%オリーブオイル、エクストラヴァージンオリーブオイル、ポマスオイルと種類はありますが、エクストラヴァージンオリーブオイルが断突で一番栄養の含まれたオリーブオイルではありますが、トレースがとても出難いです。 |
Palm oil パーム油 | パームオイルは固くて寿命の長いマイルドな石鹸を作ります。トレースの出も早くします。ココナッツオイルとオリーブオイルと組み合わせて使うのがいいと言われています。 |
Palm kernel oil パーム核オイル | ココナッツオイルによく似ていて石鹸の泡立ちをよくし、石鹸を固くもします。ココナッツオイルよりは刺激が少ないので、ココナッツオイルと代用して石鹸を作る事もできます。白い石鹸ができます。 |
Peanut oil ピーナツオイル | とても軽い感じのするピーナッツオイルはオイリー肌にピッタリです。ただし、このオイルに対してアレルギー反応を起こす人は多いので、使用前にパッチテストをすることをおすすめします。 |
pistachio oil ピスタチオオイル | 脂肪酸のいっぱい含まれたピスタチオオイルは、保湿力があり肌を柔らかくする効果もあります。 |
Red palm oil レッドパームオイル | パームオイルの精製や漂白されていないのがレッドパームオイルです。レッドパームオイルは、たっぷりのカロチン、ビタミンA,Eを含んでいますが、精製の過程でそれらは除かれてしまうので白いパームオイルにはそれらの栄養は含まれていません。酸化のし難いオイルです。乾燥肌や日焼けした肌によく、湿疹や皮膚炎、乾癬にもよく効き、皮膚癌を防ぐとも言われています。 |
Rosehip oil ローズヒップオイル | 自然の防腐剤にもなるローズヒップオイルは、炎症を抑えたり、肌を保湿したりする他、組織細胞の傷の修復をするのにも効果的です。肌の老化防止にもいいです。きゃしゃな髪用のシャンプーバーを作るのにも向いています。 |
Safflower oil 紅花油 | 洗浄力もあり、肌に軽い感じを残してくれる紅花油は、白い石鹸を作り、石鹸を柔らかくもします。入れすぎると柔らかすぎる石鹸ができあがってしまいます。暖かくて湿度の高い場所では、暑さに負け酸化してしまうので、オレイック酸の多く含まれた紅花油をおすすめします。 |
Sal butter サルバター | ココアバターに似たサルバターは、保湿力があり、しわができるのを防ぎます。 |
Sesame oil 太白胡麻油 | 肌を滑らかにし、炎症を抑える効果もあるオイルです。 |
Shea butter シアバター | 保湿効果の高いシアバターは、一部が鹸化することなく石鹸の中に残り、敏感肌を落ち着かせてくれます。マンゴーバターにとてもよく似ているので、代用できます。精製されたものとされてないものがあります。 |
Vegetable Shortening ショートニング | ショートニングは、菜種油や大豆油、紅花油などから作られたオイルです。安価で柔らかい石鹸を作ります。
動物油脂(牛脂など)を使いたくない人にはそれを代用するのにピッタリのオイルです。 |
Sunflower seed oil ひまわり油 | 紅花油と似たひまわり油は、ビタミンA,Eとミネラルをいっぱい含んだ、洗浄力もある、全ての肌質に使えるオイルです。紅花油よりも保湿効果があります。肌に膜を作る性質もあるので、冬用の石鹸を作るのにピッタリです。中くらいの大きさの泡が出る、柔らかい石鹸を作ります。トレースは出難いです。 |
Wheatgerm oil ウィートジャーム油(小麦胚芽油) | 保湿効果のあるウィートジャーム油は、プロテインやビタミンEを含む肌にとても優しい酸化防止剤にもなります。フェイシャル石鹸に最適です。少量でも効果が出ます。精製されているものでも、少し薬品のような匂いのするオイルです。オレンジ色なので、ウィートジャーム油をたくさん使うと石鹸の色もオレンジに近くなります。酸化し難いオイルです。 |
写真 | 説明 |